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１杯のお茶に涙した話 (ただのお茶好きが爆発させてます)

初めての投稿です〜！(どきどき)

寒さが本格的になり、温かい飲み物が身体に染みる季節になりました。
冬になると飲みたくなるもの、は皆さんあったりするのではないでしょうか。

私はほうじ茶やミルクティー、チャイ、生姜ココア…などあるのですが、
数ある中でも楽しみなのは紅茶の【ダージリン】です。

実は年に３回の旬を迎えるダージリン。
その中でも３回目の秋に摘まれるダージリンは「ダージリン・オータムナル」と呼ばれ、
芳醇な香りとふくよかな甘味が特徴で、ストレートはもちろん
ダージリンのミルクティーが好きな方にはおすすめです。
(ポピュラーなダージリンは2回目の夏に摘まれる「ダージリン・セカンドフラッシュ」と呼ばれます)

先日、今年のダージリン・オータムナルが入荷されたということで
早速行きつけの紅茶のお店へ。
茶園ごとに並ぶ旬のダージリン・オータムナルに心ときめかずにはいられませんでした。

とはいえさすがハイクオリティの旬のお茶。
お値段がそこそこ良いんですよね。

今回は、紅茶メーカーのオリジナルブレンド、2023年製のダージリン・オータムナルを購入。

帰り着くやいなや、儀式の時間が始まります。

深呼吸して、茶器を並べて、お湯を用意して…
茶葉が入った袋を開けたら香りたつオータムナルの香りに思わずインドのダージリン地方に想いを馳せ…
吐く息に惜しさを感じながら２、３呼吸。

ポットを温めたお湯を捨て、茶葉を入れてお湯を注ぐ。
流れに身を任せながらポットの中でおどる茶葉の動き、抽出されてだんだん色を変える水色のグラデーション。

はぁ。美しい。

蒸らし時間が終わると、出来上がった紅茶をフィルターを通してこれまた温めていたカップに注ぎます。
ポットの注ぎ口から澄ました顔して曲線を描き、カップに入るダージリン・オータムナル。
紅く高貴な色をしながらカップの中で揺れる表面は眼福そのものです。

丁寧に丁寧に淹れた１杯の紅茶。
その香り、色、温度、カップの感触、舌触り。
丁寧に丁寧に味わったひとくちに…

…涙。

いや、文章書いてて客観的に見ても「ヤバい奴」なのは分かるんですよ。

お茶のんで、涙？

病んでる？
大丈夫？
疲れてるの？
メンタルきてる？
情緒は正常？

もし私の周りで「紅茶飲んで涙出た」とか言われたら
飲み込まず、上記の言葉を並べます。
間違って

話、聞こうか？

とか言ったら、延々お茶の話をされそうですけど。
(私ならする)

ちなみに、涙の理由は単に美味しくて感動したから。
今年のダージリン・オータムナルは例年に比べてもゆさぶられる出来のようです。

１杯のお茶でも、豊かな時間を感じられると改めて思えた日でした。